ヴォクシー 中古 相場
ヴォクシー中古相場の正体とは?プロが教える失敗しない選び方と世代別の購入ガイド
公開日: 2026/02/18
ジャンル: デイリーエッセンス
目次
先日、私の弟から久しぶりに電話がかかってきました。二人目の子供が生まれるから、今のコンパクトカーじゃ手狭なんだよね、という相談です。そこで彼が真っ先に口にした名前が、トヨタのヴォクシーでした。ミニバン界の絶対王者とも言えるこの車、実は中古車市場でもかなり特殊な動きをしています。私はこれまで数多くの車を乗り継ぎ、仕事でもプライベートでも中古車相場を眺めるのが日課のようになっていますが、ヴォクシーほどリセールバリューが安定し、かつ選び方が難しい車も珍しいと感じています。今回は、弟にアドバイスした内容をベースに、ヴォクシーの中古相場の真実と、後悔しないための選び方を本音で語っていこうと思います。
なぜヴォクシーはこれほどまでに選ばれるのか
正直なところ、ミニバンなんてどれも同じだと思っている方も多いかもしれません。しかし、ヴォクシーには他の車にはない独特の魅力があります。それは、毒気のあるカッコよさです。兄弟車のノアが優等生で家族思いなパパのイメージだとしたら、ヴォクシーはちょっと尖った、自分らしさを忘れたくないパパに支持されています。私が実際にハンドルを握って感じるのは、視界の広さと取り回しの良さです。大きな車体に見えますが、運転席に座ると車両感覚がつかみやすく、狭いスーパーの駐車場でもストレスが少ない。この絶妙なサイズ感とデザインのバランスが、中古車市場での圧倒的な需要を支えているのです。
世代別で見るヴォクシーの中古相場と狙い目
ヴォクシーを中古で探すなら、まずは世代ごとの相場感を頭に入れる必要があります。ぶっちゃけて言うと、現行の90系はまだ高すぎます。新車価格とさほど変わらない個体も多く、今すぐ欲しいという人以外にはあまりおすすめしません。私が個人的に最もコストパフォーマンスが高いと感じているのは、先代の80系、それも2017年のマイナーチェンジ以降の後期モデルです。このモデルは安全装備のトヨタセーフティセンスが充実しており、見た目も一気に洗練されました。価格帯としては、走行距離5万キロ前後で250万円から320万円あたりがボリュームゾーンです。一方、予算を100万円以下に抑えたいなら70系が選択肢に入りますが、こちらはスライドドアの異音やエンジンの振動など、経年劣化によるリスクを覚悟しなければなりません。
ヴォクシー世代別中古相場比較(2024年時点)
| 世代 | 生産期間 | 中古相場目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 現行90系 | 2022年〜 | 350万〜550万円 | 最新の安全装備と燃費性能 |
| 先代80系 | 2014年〜2021年 | 150万〜350万円 | 中古市場の主流、完成度が高い |
| 旧型70系 | 2007年〜2013年 | 30万〜120万円 | 手頃な価格だが走行距離に注意 |
ハイブリッドかガソリンか。私がガソリン車を推す理由
中古のヴォクシーを選ぶ際、多くの人が悩むのがパワートレインです。燃費を考えればハイブリッド一択に見えますが、私はあえてガソリン車を推すことが多いです。理由は単純で、中古車価格の差額を燃費で取り戻すのが非常に難しいからです。80系の場合、ハイブリッドとガソリン車の価格差は30万円から50万円ほどあります。年間走行距離が1万キロ程度であれば、ガソリン代の差額でこの元を取るのに10年以上かかってしまいます。また、中古ハイブリッド車には将来的なバッテリー交換のリスクもつきまといます。私は、浮いた予算でワンランク上のグレードを選んだり、家族旅行の費用に充てたりする方が、豊かなカーライフを送れるのではないかと考えています。
中古ヴォクシー選びで絶対にチェックすべき3つのポイント
ネットで良い個体を見つけたら、必ず現車を確認してください。その際、私がプロの目線で必ずチェックするポイントが3つあります。一つ目は、スライドドアの動きです。ヴォクシーの生命線とも言える電動スライドドアですが、モーターの弱りやレールの歪みがあると修理代が高くつきます。開閉時に異音がしないか、スムーズに動くかを何度も確認してください。二つ目は、内装の汚れと臭いです。ミニバンはファミリーユースが多いため、シートの隙間にお菓子の食べかすが詰まっていたり、タバコやペットの臭いが染み付いている個体が意外と多い。三つ目は、整備記録簿の有無です。ヴォクシーのような人気車は酷使されているケースも多いため、定期的にオイル交換がなされていたかどうかが、その後の故障リスクを大きく左右します。
まとめ:納得の一台を見つけるために
ヴォクシーの中古相場は、人気ゆえに高止まりしています。しかし、世代ごとの特徴を理解し、自分のライフスタイルに合ったパワートレインを選ぶことで、最高の一台に出会えるはずです。私の弟は結局、走行距離4万キロの80系後期モデル、煌(きらめき)グレードのガソリン車を購入しました。納車の日、子供たちが嬉しそうに車内で跳ね回っている姿を見て、やはりヴォクシーを選んで正解だったなと確信しました。皆さんも、単なる移動手段としてではなく、家族の思い出を作る大切な空間として、納得のいくヴォクシー探しを楽しんでください。まずは、信頼できる中古車販売店に足を運び、実際にシートに座ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。